虐待防止 “こんな魔法が使えたらいいのになぁ”

2012/02/05 Sun

2月に入りました。

今年は、寒気が強く、豪雪地帯は大雪で大変です。
また、インフルエンザも流行っていると聞きます。
立春を過ぎましたが、まだまだ春は遠そうです。
皆さん、くれぐれも体に気を付けて過ごしてくださいね。

さて、今回は、「虐待防止」について書いてみたいと思います。

よく報道される虐待のニュース。
そのニュースを見聞きする度に、悲しい思いになります。

               ▽

<生まれたばかりの赤ちゃん
泣き声にいらだち、頭を殴り床にたたき落とした>

赤ちゃんは、泣くのが仕事。
話すことも自力で移動することもできないから、
不快なことは、泣いて訴えているのです。
その原因が何かも見つけようとしないで殴っても、
泣き止むどころかもっと泣きますよね。
それも、小さくて弱い赤ちゃんを大人が殴れば、
大怪我をするのは当たり前です。
床にたたき落とすなんて、とんでもないことです。
この赤ちゃんは、生涯、
車いすの生活になってしまうかもしれないそうです。

<2歳の子ども 言うことを聞かなかったから殴った>

2歳ぐらいになると、自分で何でもしたくなります。
今まで親の言うことを素直に聞いていた子が、急に
「いや」「やだ!」「だめ!」「○○しない」
といった否定的な言葉を使うようになります。
私の孫も2歳になった途端、「だめ!」を使い出しました。
第1次反抗期なんですよね。
だから、言うことを聞かなくなるのは当たり前です。
子どもはしたくてしているのではなく、
そういう時期なんですもの。
そのことを分かってもらえずに殴られるなんて、
ひどい話です。

               △

虐待をした人は
もし、その赤ちゃんが、あるいはその子が、自分だったら、
どう思うのでしょうか?
きっとすごく怖いはずですよね。悲しいはずですよね。

この世に生まれてきた子どもたちには、
幸せに生きる権利があります。
虐待によって、痛く、辛く、怖い思いをしたり、
命を奪われたりしないためには、どうしたらよいのでしょう。
やはり、事前に防ぐしかありません。

最近、私がよく思い浮かべることがあります。

それは・・・“ま・ほ・う”
虐待場面で、“こんな魔法が使えたらいいのになぁ”と思うのです。

馬鹿げていると思わず、まあ聞いてください。
題して、“ま・ほ・う 作戦”

ある大人が、子どもに対して虐待をしようとします。
その途端、魔法がかかり、大人と子どもは急遽チェンジ!
大人の自分がしようとしていた虐待行為を
子どもになった自分が受けるのです。
思い切り殴ろうとしていたら、思いっきり殴られるのです。
自分が、やられたことにより、
どれほどひどいことをしようとしていたかを知ります。
そうすれば、直ぐやめようと思いますよね。
そう思い、冷静な自分を取り戻せた時、
魔法は解け、元の大人と子どもに戻ります。

この場合、子どもは、
大人になって虐待行為をすることになりますが、そこは魔法。
子どもには、自分がした虐待行為を記憶に残さないようにします。
ですから、後々、
「何とひどいことをしたのだろう。」という罪悪感を持たずにすみます。

いかがでしたか?

とはいうものの、実際には、魔法はありませんし使えません。
では、本当はどうしたらよいのでしょう。

事件になるようなひどい虐待では、
背景に、家庭環境からくるものが感じられます。
でも、世の中、事件にならないまでも、
子どもにとって、痛く、辛く、怖い思いをする虐待は
結構あるのではないでしょうか。

そういうものをなくすために・・・

私は、子どもの頃から、
知識とか人として必要なことを身につけていくことが、
とても大事だと思います。
中でも、次の3つは大事な要素ではないでしょうか。

<1> 「子どもから大人になるまでの成長過程(体と心)」を
学校の授業などで学習し、大まかな知識でいいので知っておくこと。

乳児期・幼児期・少年期・青年期など成長段階ごとの特徴のことです。
例えば、「赤ちゃん時代は、泣くのが仕事で、色々なことを泣いて訴える」
「2歳頃になると、何でも自分でしたくなり、言うことを聞かなくなる」
また、「発達には個人差があるので、育児書通りにはいかない」等々。

こういう知識があれば、目の前にいる子どもの発達程度が分かり、
ゆとりをもって、子どもに接することができるでしょう。
子どもに意味なく辛く当たることは、減ると思うのです。

<2> 相手の気持ちを、その人の立場に立って考えられるように
想像力を身につけ高めること。

大人になると、常に大人の立場で物事を考えるようになるので、
子どもの気持ちを忘れがちです。
冷静に考えると、自分も子どもの頃はそうだったななんて
思い出すこともできるのですが・・・。
ですから、子どもの頃から、相手の立場に立って考えられるようにしておくと、
大人になった時、自然に子どもの気持ちを考えると思うのです。

このことは、「虐待」防止だけでなく、「いじめ」防止にも使えます。
人と人との関係をよくしていくためにも、必要な力だと思います。

<3> 日頃から穏やかな生活をし、直ぐかっとならない訓練をすること。

大人が虐待をする時、殆どの理由が、
「腹が立って○○した」とか「頭にきて○○した」というものです。
もう少し冷静だったら、
大人が子どもと同等の喧嘩をするようなことはないと思いますし、
ましてや命を奪うなど、取り返しのつかないことはしないと思うからです。

人間ですから、時には、かちんとくることもあるでしょう。
そういう時は、頭の中でゆっくり30数えるといいですよ。
(私の著書 『先輩ママの子育てたまてばこ』にも書いた内容です。)
数えていくうちに、だんだん心が落ち着いてきて、
冷静に考えられるようになるからです。

         *      *      *          
        
みんなが、こういうことを身につけ、実生活で活かしていけば、
少なくとも、今より虐待が減るのではないかと思います。
子ども時代の過ごし方は大事ですね。

子どもでも大人でも、
自分がされて嫌なことは、他の人にしないようにしたいものです。

ひとりひとりの大切な命
どうか、虐待される子が一人もいない世の中になりますように。。。
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Author:ばぁば
はじめまして!ばぁばです。

ふたりの孫 男の子(中2)と女の子(小5)がいます。幼児期の頃の言動は、とても自然で可愛いく、見ているだけで癒されましたが、どんどん大きくなり、最近は、一人の人間としていろいろなことを吸収し、考えを深めている姿に圧倒されることもあります。そんな孫たちとの触れ合いを大事にし、成長を見守っています。

日記は、時間の取れる時に書いています。なかなか更新できない時もありますが、是非ご覧ください。

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元小学校教員の経験を生かし、オリジナル教材や掲示物を手作りして販売しています。日頃の教室環境(掲示)を充実させたいとお考えのお忙しい先生方には必見です。

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<著書>
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