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子育てママサロン <no.3> ―子どもの好きなこと―‏

2010/06/26 Sat

子育てママサロンだよりです。
今回は、“子どもの好きなこと”について書いてみたいと思います。

子どもは、自分の“好きなこと”をしている時、とても充実して幸せそうです。
ですから、子どもは、“好きなこと”をしたがり、それを優先します。

外遊びが好きな子は、学校から帰ったらすぐ外へ飛び出していきますし、
逆に、家の中で遊ぶのが好きな子は、
「少しは外に行って遊んだら?」
と、声をかけても、たいてい家にいて自分の好きなことをして過ごすでしょう。
たとえ、親が無理矢理外に行かせても、嫌々だからすぐ帰ってくると思います。
そんなものです。

また、“好きなこと”は、その子が夢中になれるので、
つい時間を忘れてそのことに集中し、いつまでもやっていることが多いです。
大人でもそうですよね。

あるママから、こんな心配事を聞きました。
「うちの子は、絵を描くことが好きで、いつも何かしら描いているんです。
夕食の時間になってもずっと描いていて、声をかけてもなかなかやめようとしません。
机に向かってもっと勉強をして欲しいのですが、絵ばかり描いています。
何とかならないものでしょうか?絵ばかり描いているので勉強が心配です。」

親なら、ほとんどの方はそう思うでしょう。その気持ちもよく分かります。
でも、ちょっと考え方を変えてみてはいかがでしょう。

“好きなこと”は、その子にとって、少なくとも、
意欲を高めるものであり、集中力を高めるものであり、創意工夫を自然にさせるものであり、
やり終えた時の達成感を味わえるものなのです。(まだよい点は他にもありそうですが・・・。)
そんな夢中になれるものをもっているなんて、素敵なことだとは思いませんか?

先程のママのお子さんと初めて会って、個人的に勉強をみた時のことです。
絵が上手でびっくりしました。それも何かの真似をするのではなく、
自分なりに表現して描いていくので、とても感心しました。
それに、その子が描く絵は、とても可愛らしいのです。
見ていて私が癒されました。

ある時(当時2年生)、自分から
「今年のカレンダーを作りたい。」
と、いい出しました。
白い紙を12等分し、12ヶ月分の絵とカレンダーの数字を入れたいというのです。
世界にひとつしかない『オリジナルカレンダー』です。

最初、自分で『ものさし』を使って、紙の縦の長さを測り、
丁度真ん中になるように1本横線を引きました。
次に横の長さを測り、
「これを6つに分けたいのですが、何cmずつにすればいいですか?」
と、私に聞きました。
まだ割り算を習っていなかったので、私が計算してその長さ(5cm)を教えると、
自分で、その長さを測って印をつけていきました。
そして、5本の縦線を引き、上手に12のスペースに分けました。
その後、絵と数字の部分に分けるため更に2等分し、全体を24のスペースに分けました。
数字を入れるスペースがはっきりすると、
「ここに、横に7つ(日~土)並べられるようにして31までの数字を書けるようにしたいから、
何cmずつに分けたらいいですか?」
と、聞いてきました。7mmずつだったので、それを教えると、最初自分で分け始めましたが、
12ヶ月分もあり、2年生では少々難しいと思ったので、途中から私が手伝ってあげました。

このように、難しいと思われる部分は手伝いましたが、
自分でできるところは、どんどん進んでやりました。
ママによると、算数は、どちらかというと苦手でやりたがらないとのことでしたが、
この日は、絵が入っている『オリジナルカレンダー』を作りたいがために、
自分から、算数で習った「ものさし」で長さを測ったり、計算をしたりしながら、
上手に分けていきました。
必要な時は、算数に限らず習ったことを自然に使ってしまうのです。
これこそ生きた学習です。
テストで百点を取るためではなく、このような生活の場に生かすために、
子どもたちは、いろいろなことを毎日学んでいるのですから・・・。

とにかくやる気いっぱいでした。
正に、「好きこそものの上手なれ!」です。
私は、この芽を大事に育ててあげてほしいと思いました。

ですから、迎えに来たママに、
「絵がとても上手で、それを使って何かを作り出そうとする意欲があり、
とても素晴らしいと思いましたよ。
いいものをもっているので、決してつぶさずに育ててあげてくださいね。」
と、お話ししました。

ママは、初めて自分の子どもの良さに気がついたようでした。
そして、今までは、また遊んでいると思っていた子どもの“絵を描く”という行為を
この子のよいところなんだという“受け入れの目”で見られるように変わっていったのです。

後からお聞きしたところによると・・・

その日、家に帰ってすぐ、ご主人や同居のおじいちゃんにそのことを話し、
みんなで、お子さんの絵(表現活動)を大事にしてあげることにしたそうです。
ですから、上手な絵が描けると、今では、家族みんなで、
「上手だね。」
「こんな風に描けてすごいね。」
と、ほめあっているそうです。
絵を夢中になって描いていても、今までのように、
「また、絵ばっかり描いている!ダメでしょ!」
などど、頭ごなしに叱ることは、全くなくなり、
子どもとの関係も、穏やかなよい関係になっているそうです。

更に最近では・・・

ママ友とランチをしたり、お茶をしたりすると、
「うちの子は、○○ばかりに夢中になって、ちっとも勉強しないで困っているの。」
と、いう話をするママが結構いるそうですが、そんな時、
「好きなことがあるのは、とってもいいことよ。」
と、私が以前このママに話してあげた“好きなことの素晴らしさ”を
自信をもって、みんなに話してあげているそうです。
それを聞いて、
「本当にそうよね。」
と、ママ友のほとんどが、受け入れてくれるそうです。

よい考えが、ママたちに広まっているようで嬉しいですね。

私は、学校の授業で学習していることは、
子どもが大人になり、ひとりで生きていくために必要な力のほんの一部だと思っています。
人が、ひとりの人間として生きていくためには、いろいろな力(総合的な力)が必要です。
今まで書いてきたように、子どもが夢中になれる“好きなこと“は、
やる気をはじめ、いろいろな力を育て、それを発揮させてくれるのです。
そして、一回りも二回りも、その子を大きくしていきます。
ですから、その子の“好きなこと“は、大事に育ててほしいと思っています。
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Author:ばぁば
はじめまして!ばぁばです。

ふたりの孫 男の子(中2)と女の子(小5)がいます。幼児期の頃の言動は、とても自然で可愛いく、見ているだけで癒されましたが、どんどん大きくなり、最近は、一人の人間としていろいろなことを吸収し、考えを深めている姿に圧倒されることもあります。そんな孫たちとの触れ合いを大事にし、成長を見守っています。

日記は、時間の取れる時に書いています。なかなか更新できない時もありますが、是非ご覧ください。

元小学校教員の経験を生かし、オリジナル教材や掲示物を手作りして販売しています。日頃の教室環境(掲示)を充実させたいとお考えのお忙しい先生方には必見です。

また、子育て中のご家庭にも、季節感のある環境は大事です。季節感があり、いろいろな工夫を凝らした手作り掲示物を定期的にお部屋に飾ることで、子どもたちに豊かな発想や想像力が育っていきます。おひとついかがですか?興味のあるパパ・ママにも必見です。

掲示物製作活動の紹介やショップのHPは、“ようこそアイディアルームへ!”からどうぞ。リンク欄(↓)

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・「先輩ママの子育てたまてばこ」(文芸社)
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