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若い先生方へ ―教育における先人から学ぶ<その12>―

2017/12/29 Fri

教育界でこれまで活躍されてきた先生方から
学ぶものは沢山あります。

前回は「家本芳郎先生」の言葉を紹介しました。
http://pocketroom.blog89.fc2.com/blog-entry-122.html

今回は「魚住絹代先生」の言葉を紹介したいと思います。

この先生は、
1964年生まれ
大阪府教育委員会スクールソーシャルワーカー
1982年法務教官となり、以後、福岡、東京、京都の少年院に12年間勤務
非行少女の立ち直りに携わる
2000年に退官
その後は、京都医療少年院で音楽療法の講師となる
2002年からは、大阪府の公立小・中学校に、
スクールサポーター、家庭教育サポーターとしても勤務
子ども、家庭、教師の相談支援をしている

それでは、どうぞ。

* * * * *

「いじめはどのように防ぎ、解決すればよいか」
 
いじめの多くは、対人関係の問題から起きている。
最初は、偶発的なからかいや悪口から始まり、
やがて日常化した段階に進んでいく。

初期の偶発的な段階で手を入れられれば、改善は容易である。
しかし本格的ないじめが始まってから指導をしようとしても、
問題が悪化し、陰湿化させる恐れがある。
 
いじめは、対人関係の問題や軽微なトラブルの段階で発覚して、
いかに手を入れるかが重要になる。

「いじめは、初期対応が大事」
「最初に徹底的にやること」
「初期対応でほぼ解決できる」と、教師たちが話してくれた。
 
子どもの中で起きているいじめは、特別な出来事ではない。
日常的に使っている「キモイ」「ウザイ」という言葉や、
グループ内での微妙な力関係が居場所を守る戦いの中で、
自然発生的に起きている。
 
いじめには、目に見えない、加害者の心の闇がある。
満たされないものを抱えている。
家庭や学校という本来受け止めてもらえる居場所で、
安心して受け止めてもらえてないのだ。
その思いが他者を受け入れない狭い心を作りだす。
 
この心理を理解しないで、
いじめ行為のみに焦点をあてて指導すると、
加害者は否定されたと思い、
もっと巧妙な手を使って自分の力を示そうとする。
いじめの背景に焦点を当てずして、
いじめの問題は本当には解決しない。
 
長年、
罪を犯してしまった子どもたちに向き合う中で
学んだことのひとつは、
加害者が自分の非に気づけるのは、
自分の被害者を受け止めてからだということだ。
それはいじめでも同じである。
 
自分自身が心の傷にとらわれている時は、
他人に責任を転嫁するばかりで、
自分の非を本気で振り返ろうとはしない。

自分の傷ついた気持ちが受け止められて初めて、
自分のやってしまったことの意味を知り、
いじめた被害者の痛みを、
自分の痛みのように感じることができるようになる。

真の謝罪とは、
この痛みの上に、「もう、二度とやらない」と
本心から、悔やみと誓いが刻まれるのだ。
いじめの解決には、このプロセスと視点が不可欠である。

* * * * *

いかがでしたか?

法務教官として、
少年院で非行少女の立ち直りに携わった経験からの視点は
すごく勉強になりますね。

人が何か悪いことをする時は、
それが小さい子どもであっても、大人であっても、
何らかの、そうせざるを得ない気持ちがあったり、
背景があったり、理由があったりするものです。

だからと言って、悪いことを容認することはもちろんできません。

でも、誰かがその気持ちや理由を聞き、
その内容を受け止めた上で、一緒に解決策を考えていかなければ、
真の意味での解決は望めないということです。

目の前にいる子どもたちが、
よいことをした時の言葉かけはしやすいものですが、
悪いことした時こそ、親や教師は、
丁寧にその気持ちや理由を聞いてあげることが必要なんですね。
心したいものです。



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Author:ばぁば
はじめまして!ばぁばです。

ふたりの孫 男の子(中3)と女の子(小6)がいます。幼児期の頃の言動は、とても自然で可愛いく、見ているだけで癒されましたが、どんどん大きくなり、最近は、一人の人間としていろいろなことを吸収し、考えを深めている姿に圧倒されることもあります。そんな孫たちとの触れ合いを大事にし、成長を見守っています。(孫たちは息子の仕事の関係で昨年10月から海外で生活しています)

このブログは、時間の取れる時に書いています。なかなか更新できない時もありますが、是非ご覧ください。

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<著書>
・「先輩ママの子育てたまてばこ」(文芸社)
・「惠子先生の教育たまてばこ」 (文芸社)

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