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道徳の授業ってなあに。。。

2014/07/24 Thu

今回もツイッターがらみのお話です。

数日前、次のようなツイートを見つけました。

先日、小1の娘が
「嫌な授業がある」と浮かない顔していたので
算数か体育か?と思って聞くと「道徳」だった。
何故かというと
「先生が思っている正解を言わないと
そんなことを聞いてませんって言われるから」だって。
これが今の道徳教育の現実。

これを読んで、現役時代のことを思い出しました。
全ての先生がこうではないと思いますが、
確かに教科・道徳・特別活動について、
その特性が分かっていない先生がいたものです。

ある年(27年前かな)、
私の勤務校では、道徳教育の全国大会を受けることになりました。
スタートのあたって、当時の校長は、全教員に対し、
「道徳とは何か」「道徳と教科指導との違い」を詳しく説明されました。
このことが共通理解されていないと、
せっかく研究を行っても意味がなくなってしまうと思ったからでしょう。
若かった私には、とても勉強になりました。

当時の配布された資料が残っていたので、ここに紹介したいと思います。

*   *   *

<道徳の授業とは何か>
 道徳の授業は、
児童の内面性をより望ましいものへと高めて行くために行われる。
すなわち、善を志向し悪を憎み、美を愛する道徳的な心情を養ったり、
物事の善悪を判断する道徳的判断力を培ったり、
道徳的に振る舞おうとする意欲や態度を高めていくことである。
従ってそれは、外から児童の行動や態度を規制していこうとするのではなく、
児童の内面性に直接変化・変容をもたらそうとする指導でなければならない。
意図的計画的に指導を積み重ね、
教師と児童、児童相互が互いの意見や考えを出し合って、
より値打ちのある生き方が何かを主体的・自覚的に学びとっていく学習、
それが道徳の授業である。
そのため、道徳の授業を行ったら
すぐに道徳的実践ができなければならないと短絡的に考える必要はない。
 
 肥沃な土地に種を植え、
水をやり肥料を与えて世話をしていけば、
それはやがて花開き結実する。
種を植えてすぐに実がなるわけではないが、
時間が経てば着実に成長し、結実することは間違いない。
だから、種の中には
将来の成果が潜在的に内包されているといってもよいだろう。
道徳の授業はいわば、道徳的実践力の種である。
そしてまた、水であり肥料である。
児童は、様々な生き方や考え方にふれ、
よりよい人生、より人間らしい生き方を考え始める。
それが、やがて道徳的実践力へと高まっていくのである。
従って、道徳の授業そのものが一面では成果を含んでいるといえよう。
つまり、児童の内面的な成長の場、それが道徳の授業である。
 
 私は教師として、
児童の内面性に強く訴えかける道徳授業を行いたいと思う。

*   *   *

いかがでしたか。

校長の説明を聞いた後、
当時の学校では、この考え方に基づいて、
全教員が道徳の授業に取り組んでいきました。

先のツイッターの1年生のお嬢さんも、
このように考えられらた授業を受けていれば、
「先生が思っている正解を言わないと
そんなことを聞いてませんって言われるから」
という理由で、道徳の授業が嫌いとはならないのになあ…
と残念な気持ちになります。

今後、道徳は「特別の教科」という位置づけになるようですが、
「教科」の特性を考えると、
私には、本当にそうしていいものだろうかという疑問が残ります。
学者の方の中には、
だから「特別の教科」としているでしょ…
と仰っていますが、
教科書、評価のことを考えると、今ひとつ理解できずにいます。

当時の校長が示した「道徳と教科指導の違い」については、
近いうちに書きたいと思います。



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Author:ばぁば
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ふたりの孫 男の子(中2)と女の子(小5)がいます。幼児期の頃の言動は、とても自然で可愛いく、見ているだけで癒されましたが、どんどん大きくなり、最近は、一人の人間としていろいろなことを吸収し、考えを深めている姿に圧倒されることもあります。そんな孫たちとの触れ合いを大事にし、成長を見守っています。

日記は、時間の取れる時に書いています。なかなか更新できない時もありますが、是非ご覧ください。

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