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我慢も学ぶ『坊主めくり』

2010/01/24 Sun

我が家のカルタの引き出しには、百人一首も入っています。

1年前、孫(6歳)がまだ年中さんの時、
私は、百人一首を使って、『坊主めくり』を教えました。

遊び方は・・・
百人一首の読み札(絵と和歌が描かれている札)だけを使います。
百枚の札は、よく切って裏向きに重ね、いくつかに分けて中央に置きます。
ジャンケンなどで取る順番を決めたら、ゲーム開始です。
最初の人から、裏になっている札を1枚ずつ取っていきます。
取った札の絵が、『お殿様』か『お姫様』なら、その札は自分のものになりますが、
『坊主』だったら没収で、中央に出さなければなりません。
最初の札が『坊主』の時は、その札だけ出せばすみますが、
手元にたくさん札がたまってきた時に『坊主』を引くと、大損になります。
『坊主』が出た時点で、全て没収となり、中央に出さなければなりません。
中央に出された札は、全て、次に『お姫様』を出した人のものになります。
このようにして、順番に札を取り、最後の札がなくなるまで行います。
最終時点で、一番多く札を持っている人が勝者になります。

このように、ルールはとても簡単です。
ですから、3~4歳の子にも分かるし、
『坊主』がいつ出てくるか分からないという、ちょっとしたスリルがあり、
子どもから大人まで楽しめます。
家族みんなですると、結構盛り上がる楽しい遊びです。

孫は、初めて遊んだ時に、相当面白いと感じたのでしょう。
私の家に来ると、必ずといっていいぐらい
「坊主めくり やりたいな。」
といっては、『坊主めくり』をやっています。

面白い遊びですが、
孫ぐらいの年齢になると、どうしても勝ちたいと思うようになり、
時々ずるいことをすることがあります。

もちろん、孫も最近やりました。
めくった絵札をみんなに見せないように自分の手元に引き寄せ、
自分だけがそっと見て、『坊主』だったら、
「殿だったよ。」
と、いって、すぐに持っている札の中に入れてしまうのです。
明らかに怪しいそぶりなので、不正をしていることがすぐ分かります。

そんな時は、いいチャンスです。
ずるをすると一緒に遊んでいる人が面白くないことや、
ずるをして勝ったのは本当に勝ったとはいえないということを
教えるのです。

私は、孫がずるをした時、最初、
「自分だけがそっと見ないで、私にも札をちゃんと見せてね。」
と、いいました。でも、孫は、
「だって、殿だったもん。」
と、いって見せませんでした。私は、
「本当にそうかもしれないけれど、やっぱり見せてくれないと信じられないわ。
隠してしまったら、余計怪しいと思うものよ。」
と、気持ちを伝え、
「今度からは、ちゃんと見せてね。」
といって、続きをしました。

ところが、孫は、自分が負けそうになると、また不正を始めました。
子どもだから、勝ちたい気持ちは分かるのですが、
やはり、ここは教えなければならないと思い、次の手をぶつけました。

私は、自分が『坊主』を出した時、明らかに『坊主』なのに、
「あっ、お姫様だぁ。」
と、いって喜び、中央に出されていた札を堂々と取ろうとしました。
すると、孫は、びっくりした顔をして、
「えっ、これ坊主だから取れないよ。」
と、いいました。でも、私は、そんなのお構いなく、
「だってこの人、赤いお帽子かぶっているし、赤い服着ているじゃない。
だから、絶対に、お姫様に間違いないわぁ~。そうでしょう?」
と、いいました。もちろん孫は、
「これは、坊主、絶対に坊主だよ。」
と、いいました。それでも、私は、更にとぼけて、
「この顔だって女の人に見えるし、どう見てもお姫様だわ。だから、も~らい!」
と、全く道理の通らないことをいい続け、中央に出されていた札に手を伸ばしました。
すると、孫が、
「そんなのずるいよ。これは、坊主なのに・・・」
と、いいました。

そこで、私は、
「そうでしょう。ずるいと思うでしょう。相手にずるされると嫌な気持ちになるでしょう。」
と、いいました。孫は、
「うん。」
と、うなずきました。
「さっき、あなたが勝ちたいためにずるをした時は、私も、すごく嫌だなあと思ったのよ。
だから、もう、ずるは止めてね。」
と、いいました。孫は、分かったという顔をしていました。私は、更に、
「それに、ずるして勝ったのは本当に勝ったとはいえないのよ。
だいたい、ずるして勝っても嬉しくないでしょう。勝つ時は、堂々と勝たなくちゃね。」
と、付け加えました。

子どもですから、また、ずるをしたくなることはあると思います。
私自身も、この日1回のことで、ずるを止めるようになるとは思っていません。
こういうことは、繰り返し教えていくことが大事だと思っています。
でも、相手の気持ちが分かることで、平気でずるをやっていた今までよりは、
ずるい気持ちを我慢しようと思うきっかけにはなったと思います。

その後のことですが・・・  
孫は、相変わらず『坊主めくり』が大好きです。
私は、孫に
「坊主めくりをしよう。」
と、いわれると、必ずやる前に孫の顔をのぞきながら
「ずるはいやですからね~。」
と、いっています。孫は、それを笑って聞いています。
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プロフィール

ばぁば

Author:ばぁば
はじめまして!ばぁばです。

ふたりの孫 男の子(中2)と女の子(小5)がいます。幼児期の頃の言動は、とても自然で可愛いく、見ているだけで癒されましたが、どんどん大きくなり、最近は、一人の人間としていろいろなことを吸収し、考えを深めている姿に圧倒されることもあります。そんな孫たちとの触れ合いを大事にし、成長を見守っています。

日記は、時間の取れる時に書いています。なかなか更新できない時もありますが、是非ご覧ください。

元小学校教員の経験を生かし、オリジナル教材や掲示物を手作りして販売しています。日頃の教室環境(掲示)を充実させたいとお考えのお忙しい先生方には必見です。

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